HOME店長ご挨拶ご注文ガイド料金種類のご案内 |特定取引法に基づく表記
HOMEへ

職人の仕事場

「初心忘れるべからず」この言葉を座右の銘にして今日も手縫いの草履を作り続けています。
戦後から平成の初めには、着物の生地で作る草履は、かなり多く世に出回っておりました。しかし、それもほとんどが、接着材を使っての物でした。布草履で、しかも手縫いの草履は、今や本当に貴重な物になってしまいました。なんとか、作り続けて行きたいものです。
手縫いの作業
手縫いの作業中の写真です。
この職人さんは、左利きですね。親指と人差し指に滑り止めのゴムサックを付けて釘のような太い針をさし込んでいきます。
万力のように右手で草履を固定して、これから力のかかる作業になります。
コルク材を刺し通すには、凄い力が入ります。思った所にめがけて真っ直ぐ通せるのはまさに熟練の技ですね。
下の写真で道具を案内していますが、針の頭を固定するのに手っ甲を手のひらに当てての作業をしています。この手っ甲がずれたら大変なことに・・・ めったにそんなことはないようですが、昔、気を抜いて手の甲まで刺し通してしまったことがあるそうです。怖いですね。

※写真の作業は、底皮から天芯まで縫い上げていますが、縫い方には、底皮を一緒に縫う方法と底皮は外して縫って、その後に底皮だけを接着する方法があります。当店では、底皮が痛んで交換する際にまた縫い直す必要の無いように底皮は、後で接着する方法をお願いしています。これは、底皮の接着が外れるより、底皮の痛みの方が早いからです。
※手縫い草履は、縫い糸が車で言えば、車体のサスペンション(乗り心地を良くするクッション)の代わりをして接着したものとは違う柔らかな、しかもしっかりした履き心地をさせるものです。
縫い上がり
糸と天芯が同じ白なのでちょっと見にくいですが、縫い上がった草履です。

この草履は、一枚芯(巻きが一枚)ですので、この後に天と巻き布を縫い目の隙間に挟み込んでいきます。


仕事台の机もそうですが、道具も使い込まれた年月の長さを感じてしまいますね。さすがに、35年以上の歴史を物語っています。
仕事道具
針は、まさしく釘のような太さで、長いものと短いもをかかとの高さによって使い分けているそうで、鋼(はがね)で出来ています。
その他、指サック、手っ甲、ペンチ(針抜き),目打ち、丈夫な綿糸
全部ナタのように見えますが、底皮を台に揃えてそぎ落としたり、天や巻きの部分の皮やビニール材を切りそろえる刃物です。
お父様の使っていた手っ甲と短い方の針をお借りして撮影しました。30年以上前の手っ甲だそうです。

巻きの生地
草履に合わせて生地から切り抜かれた巻きようの生地です。

巻き方によって、巾や長さが様々です。

台の形や、サイズ、巻きの種類によって大きさは、様々ですので、裁断するのはとても神経のいる仕事です。

圧着の機械
天に布を圧力で接着するときに使う機械です。 皮底を台に接着するときに使う機械です。圧力をかけて底を接着しないと底はすぐ剥がれてしますのです。
底皮の種類
左から、小判型、男物、普通判の型です。
材料の補足説明

ビニール草履

布の草履が、少なくなって入る傾向からビニール材も当職人の所でも多く扱っています。

ですが、ビニール草履は、やはり高級感がありませんね。生地草履ですと布の柄あわせや生地の取り扱いに非常に気を使ってお作りいたします。ぜひ、ご自分のオリジナルで手縫い草履をお作り頂きたいものです。

HOMEへ
HOME店長ご挨拶ご注文ガイド料金種類のご案内 |特定取引法に基づく表記